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新春、再びの倉敷へ(9)「乗られたら、どうですか??」

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「曇り一時雨」の予報はハズレたのか...、やはり、というか、昨晩までに 終わらせたかった仕事が残ってしまい、今日も会社に行くことに。 それまでにこの記事を書き終えようと。房総でキハと戯れているはずが、今日も... 「来週こそ!!」と思ってはいるのだが...。 01_DPP_3260.JPG 【2016年1月17日12時07分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル という訳で、引き続き「ありがとう水島臨海鉄道 新春キハ20乗車・撮影会」の話題。 今回の撮影会、主役はもちろんキハ205だったが、DD50型ディーゼル機関車の登場にも <変態鉄>のテンションは最高潮に達していたのである。 でも、「撮る」だけならフツーの<鉄>、「録る」も楽しみたかった。 そんな単なるワガママ野郎に... ……  …… 2016年1月17日(日)曇りのち雨 国鉄(→ JR)のディーゼル機関車は、昭和30年台以降、本格的に量産されるようになり、 まだ、ローカル線でも貨物輸送があった当時、蒸気機関車牽引のそれらの列車の “無煙化”の担い手になっていく。 そのうち、ローカル線の列車、あるいは車両基地や貨物駅構内の入換え作業を 主な活躍の場としたディーゼル機関車にはDD13とDE10という2形式があった。 06_DPP_2366.JPG 【2015年9月5日12時00分】 水島臨海鉄道港東線・水島-東水島 1966年(昭和41年)に量産開始されたDE10型はJRにも多数が承継され、西岡山から 乗り入れてくるコンテナ列車の先頭に立って水島本線を駆け抜ける姿も撮っている。 一方、それと合わせて製造を終了したのがDD13型。こちらは分割民営化前に 国鉄では全廃され、JRには1機も承継されなかった。昨日の記事でも触れたように 各地の臨海部に大規模コンビナートが建設され、それに伴う貨物輸送の担い手として 国鉄、地元自治体、進出企業が出資して設立されたのが「臨海鉄道」、ちょうど このディーゼル機関車のモデルチェンジの時期と重なっている。 それらの「臨海鉄道」は、そもそも国鉄と線路を繋ぐことで貨物輸送を...という 設立目的。その先頭に立つディーゼル機関車も当時の国鉄に合わせたもの、のはずが... なぜか、当時すでに旧世代だったDD13型ばかりになったのだった。 国有鉄道法施行令に基づく「臨海鉄道」としては後発組あたる水島臨海鉄道 (路線開業は早かったのだが...)が国鉄DE11に準拠したDE701を製造したのは レアケースだった。(DD13型の“傍系車”はいまも全国の臨海鉄道で現役) と、最初からマニアックな話だが、話を水島臨海鉄道DD50型に戻すと... 03_DPP_2363.JPG 【2015年9月5日10時53分】 水島臨海鉄道港東線・水島-東水島 こちらは前身の倉敷市交通局時代に導入された50tクラス機。 1958年(昭和33年)から10年間で5機が発注された。不思議なのは初号機が503号機、 504、505、506、最後に番号を戻して501号機の順に導入されていること。 でも、これは中小私鉄でよく見られる、形式によらず番号を連続させる方法。 s1_DPP_2449.JPG 【2015年10月7日12時55分】 いすみ鉄道・風そよぐ谷 国吉-上総中川 例えば、いすみ鉄道のキハ20も、1両1形式にもかかわらず「キハ20 1303」というのも 301、302、351、352と社内では形式を付けず番号だけで車両を呼ぶ習慣があり、 車内の仕様などから本来、303号車になるから...ということを以前、社長さんが。 DD50型開発当時に別形式の機関車が501、502として在籍していたため、DD503から 番号をふった形。でも、その後、501、502が廃車され欠番を埋めるため、 最終増備車は501に戻されている。5機も必要だったのは国鉄の貨物駅での 入換え作業を受託していたことがあったため。分割民営化後、この受託業務は 解消されており、その後は、線内貨物用にだけ使われている。 02_DPP_3266.JPG 【2016年1月17日12時38分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル という訳で、今日の話題のDD501号機は当時の国鉄のディーゼル機関車に準じて DD13型と同じDMF31系エンジン(500 PS)装備機だったはずで... 小学生の頃に分割民営化を迎えた世代の<変態鉄>、貨物専業の鉄道路線とは あまり接点がなかったこともあって、DD13型のDMF31エンジンというのは... いや、<鉄>でも機関車系の話題に疎い<変態鉄>、製造から約半世紀、 その間にエンジンが換装されているケースも十分にあり得るわけだが... そもそもオリジナルのDMF31系エンジンの“音”を知らないわけで。 「車両移動のため」、スタッフの方から線路から離れるように指示があったとき、 ただ一人、「チャンス到来!!!」と思ったのが<変態鉄>だったのだ。  「あのぅ~、DD50を動かすときに、キャブにレコーダーを置かせて...」 以前は、女性運転士さんに「写真、撮らせて下さい」、今度は「録音させて!!」 どうしようもない<迷惑野郎>だと思われているのはほぼ確実だが、 でも、言ってみるもの。運転士さんとスタッフの方。その返答が今日のタイトル。 ただレコーダを置くのではなく、運転室に“便乗”してはいかがか...と逆提案。

時間にして3分ほどだが貴重なサウンドを録れた。 06_DPP_1212.JPG 【2015年1月18日11時41分】 水島臨海鉄道・DD501車内(倉敷貨物ターミナル停車中) 運転士さんの後に続いて線路脇を歩いてDD501号機のもとへ。 ステップに足を掛けてキャブ内へ。 実は「録音」に夢中で、カメラを持ち込むのをすっかり忘れていた<変態鉄>、 以前のイベントで見学させてもらったときの写真を使い回し。 07_DPP_1213.JPG 【2015年1月18日11時41分】 水島臨海鉄道・DD501車内(倉敷貨物ターミナル停車中) この写真は運転席からだが、反対側の窓からちょうどこの視線で。 01_DPP_3256.JPG 【2016年1月17日11時28分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル この状態から前進、三菱自工前駅方に少しだけ進み、ポイントの先でいったん停車。 進行方向を変えて再び動き出し... 02_DPP_3160.JPG 【2016年1月17日11時28分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル キハ205と連結されるまでの模様をご紹介した。 でも、ここでカットした部分。このときの運転士さんの口から衝撃の一言(笑)。 「もしかして...、あるまーきさんですよね。ブログ見てます」 何だかヘンな汗をかいたような...、お恥ずかしい限り。(← だったら書くなよ!!) 04_DPP_3264.JPG 【2016年1月17日12時21分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル その後も何度か、DD501、DD506が動くチャンスはあったわけで... そちらでは、写真撮影に専念したわけだった。(つづく) ……  …… う~ん、出撃を取りやめたら晴れ間がひろがってくる最近の空模様。 明日も仕事、次の土曜日こそは...、そう思いながら、いまから出勤。 (※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。 あなたの「ポチッ!」こそが、励みになります。あっ、あと、「nice!」も。 にほんブログ村 鉄道ブログへ
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