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第65期王将戦第4局(郷田真隆王将VS羽生善治名人)

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郷田王将の1勝2敗で迎えた第4局です。 【王将戦中継サイト】 http://mainichi.jp/oshosen/ 二人は羽生世代と呼ばれますが、奨励会も同期です。 羽生少年が天馬のごとく勝ち進んでいったのと比べて、郷田少年は入会からいきなり9連敗を喫して7級に降級します。しかし、そこから急に勝ち進み、たった8か月半で7級から2級まで駆け上がります。 将棋記者に快進撃の理由を聞かれた郷田少年は 「原因不明なんです。ただ、前は少しぐらい将棋が良くなっても、最後はきっと負けるんだろうなあと思いながら指していたような気がします」 と回答しています。 5級差というと飛車香落ちです。いままでも十分将棋に打ち込んできた少年が、突然そこまで技術が伸びたとは考えにくいので、おそらく自信がついたことで、技術に棋力が追いついたのだと思います。 心の持ち方で大きく変わるというひとつの実例ではないかと思います。 【棋譜】 http://mainichi.jp/oshosen-kifu/160216.html ということで将棋です。 第4局は腰掛銀になりました。お互いに3一玉、桂馬跳ねの状態から、羽生名人は4五歩とシンプルに仕掛けます。 いかにも研究が進んでいそうな局面です。 そこから指し手がどんどん進み、中盤で封じ手です。 羽生名人は攻め続けますが、プロの感覚だとやや無理気味のようです。駒を蓄えた後手の反撃が厳しかったです。 先手は一手間違えたら逆転しますととでも主張するように歩をたらしますが、後手からは控えの桂という手筋の攻めが登場し、さらにはばっさりと飛車を切り落として寄せにいきます。 郷田王将は最後まで間違えません。 まるで谷川九段のように、羽生玉を最速の寄せで即詰みに討ち取ります。 これで2勝2敗のタイとなりました。 第5局は3月13・14日(日・月) 兵庫県尼崎市「都ホテルニューアルカイック」 で行われます!

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