談山神社 (別格官幣社) 奈良県桜井市多武峰319
御祭神 藤原鎌足公
中臣鎌足と中大兄皇子(後の天智天皇)が西暦645年の5月、多武峰(とうのみね)の山中に登って「大化改新」の談合を行いました。後にこの山を「談い山(かたらいやま)」「談所ヶ森」と呼びようになり、談山神社の社号の由来となっています。
天智天皇八年(669年)十月、鎌足公の病が重いことを知った天智天皇は、みずから病床を見舞い、大織冠(たいしょくかん)を授けて内大臣に任じ、藤原の姓を賜りました。
藤原の姓はここに始まります。
鎌足公の没後、長男の定慧和尚は留学中の唐より帰国、父の由縁深い多武峰に墓を移し、十三重塔を建立しました。大宝元年(701年)には神殿が創建され、御神像をお祭りして今日に至ります。
藤原鎌足公をお祀りする本殿は、もと聖霊院、大織冠社、多武峰社とも称し、三間社隅木入春日造の豪華絢爛な様式で知られています。社殿全体は極彩色模様や花鳥などの彫刻によって装飾されています。大宝元年(701年)の創建で、現存の建物は嘉永三年(1850年)に建て替えられたもので、国の重要文化財に指定されています。また、日光東照宮造営の際にお手本となったことでも有名です。
十三重塔は、父(藤原鎌足)の追福の為に長男・定慧と次男・不比等によって西暦678年に建立されました。現存の塔は享禄五年 (1532年)の再建で、木造十三重塔としては世界唯一のものです。唐の清涼山宝池院の塔を模して建てられたと伝えられており、高さは約十七メートル、屋根は伝統的な檜皮葺きです。国の重要文化財となっています。(談山神社HPより抜粋引用)
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談山神社
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