建部大社 (官幣大社) 滋賀県大津市神領一丁目16-1
祭神 日本武尊
御祭神の日本武尊は景行天皇の皇子。16歳で熊襲を誅し、東夷を平定されるなど大和朝廷の勢力拡大に尽力され、32歳の時に伊勢にてお亡くなりになられました。
景行天皇の46年、神勅により御妃布多遅比売命が御子稲依別王と共に住んでいた神崎郡建部に尊の神霊を祀られました。その後、天武天皇白鳳4年(675年)に現在の瀬田の地に迂祀されています。歴代の天皇からの支持も厚く、一方、多くの武将からも崇拝されており、特に源頼朝は14歳の時に平家に敗れ伊豆に流される時に建部大社に寄り、源氏再興の祈願をしています。後に鎌倉幕府を興し祈願が叶った際には、幾多の神宝と神領を寄進しています。また、この事から、建部大社は出世開運、除災厄除、商売繁盛、医薬醸造の神として広く知れ渡ることになりました。
天平勝平7年(755年)に大己貴命が大神神社から勧請され、権殿に祀られています。
