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「千鳥の曲」の山田流と生田流宮城派の違い

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筝曲の「千鳥の曲」は百回以上吹いていますから指にも頭にも馴染んでいる曲ですが、今更ながらということに気づきました。

最近は山田流の先生と合わせることが多いのですが、今回、ボランティア活動で生田流宮城派の先生と一人で合わせなければならなくなりました。何回も下合わせをしているのですが、そこで山田流とは違う部分に気がつきました。

演奏していてなんとなくずれたような気分になるところがあるのです。以前にも生田の先生と合わせることは何度もあったのですが、自分が未熟だったのか、その他大勢の立場だったのか、その時には全く気付いていませんでした。

こういう時は音譜を調べるのが一番です。
都山譜と宮城譜を比較したらいっぺんに疑問が解消しました。3拍の間だけわざと半拍のずれが作ってあったのです。

問題の箇所は赤枠のなかです。

P_20160211_180855.jpg

 

箏譜を見たら半拍遅れで同じ旋律を弾いています。そして4拍目では全く同じに戻っているのです。

千鳥 箏.png

このことさえわかれば、あとは自信を持ってハの音を吹きだせばよいだけです。
演奏しながら半拍ずれているのがわかりますが、正確に半拍ずれていれば4拍目できちっとはまりますから演奏していて楽しくなります。

この確認をしなかったらいつまでたっても合わないと落ち込んでいたことだろうと思います。reizanのやり方は邪道ですが手っ取り早いからやめられません。

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