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ギタリスト兄弟

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って、いえ、正確には 姉弟 なんですけれど。。。 前回の 題名のない音楽会 に 村治佳織さん、奏一さんのお二人が出演されていました。題して 「弦を奏でる音楽家たち」 というわけで、ギターのチューニングに関する考察の途中ですが、そちらは一休みして… 村治佳織さん、うちには何枚かのCDがあります。たぶん、10年以上前のものですが… (^_^;; そして、コンサート(リサイタル) に行ったこともあったりします。五嶋龍さんと同じく、若いころから注目していたんですよ。 でもね、実は私自身はあまり好きではありませんでした。なんかね、これまでに何度か書いている "型どおりのクラシック" を体現されているように感じてしまって。。。 例えばですね、パガニーニのカプリース op.1-24 って曲がありますよね。たぶん元はヴァイオリンの曲だと思うのですが。(五嶋龍さんもデビュー・アルバムで演奏しています) で、これを村治さんは 「espressivo」 というデビュー・アルバムで演奏しているのですが。 なんというか、昔自宅でよく聞いていた アマチュア ピアノ演奏家の演奏を聴いているようで、つまらなく感じてしまったんですよね。教科書通りの演奏、というか、なんというか。。。 で、その後 龍くんのデビューアルバムで同じ曲を聴くと、同じ10代の演奏ながら(村治さんは15歳、龍くんは17歳という違いはありますが)、全然違うんですよ、これが。龍くんの場合、内面から迸るものが溢れ出ている感じなんですよ。 さらに(比べるな!といわれそうですが (^ ^)、同じような時期に Jake Shimabukuro の ukelele での演奏も聴いたのですが、これがまた龍くんと同じくらい感情が迸るというか情念にあふれるというか、音域にも制約のあるたった4本の弦でものすごい "再現力" を発揮しているのです。 てなわけで、比べてしまうとなんだかな~ と。。。 というわけで、若いころには物足りなさを感じていた村治佳織さんですが、年月を経てとても魅力的な演奏をされるギタリストになっていらっしゃいました。 またアルバムを購入して聴いてみたいと思いました ところで、弟の奏一さん。マンハッタン音楽院で学ばれて現在もニューヨークに在住ということで、いろいろな音楽に接していらっしゃるとのこと。クラシックの枠を超えた交流もあるのではないでしょうか… お姉さんよりもより柔軟な音楽性を感じました。 (って、なんだかエラそうないい方ですけれど m(_ _)m ) 今まで聴いたことがありませんでしたが、こちらも今後、注目していきたいtと思います

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