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Canon 撮像素子でウォブリングする特許

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キヤノン撮像素子でウォブリングする特許を出願中です。

CP+なので次回の更新は月曜です。

Canon 撮像素子でウォブリングする特許

外観図

Canon 撮像素子でウォブリングする特許

3は撮像素子、5は板金、7は圧電素子、9はカウンタウェイト

特許文献の説明・自己解釈

  • 特許公開番号 2016-20982
    • 公開日 2016.2.4
    • 出願日 2014.7.15
  • キヤノンの特許
    • 圧電素子による撮像素子のウォブリング駆動
    • カウンタウェイトによって振動を打ち消す
Canon 撮像素子でウォブリングする特許

圧電素子と板金の動き

キヤノンの特許

ウォブリングとはコントラストAFのAF-Cで使われている駆動方式ですね。 レンズのフォーカス群を極限まで軽量化した光学設計を行い、フォーカス群を前後に高速駆動してピントを検出するものです。 ミラーレスでAF-Cをさせたると、画面が揺れるような動きになりますが、それがウォブリング駆動です。

撮像素子でウォブリングすること自体は珍しくありませんが、大きく重い撮像素子でウォブリングすると、おそらく手に振動が伝わるのでしょう。 キヤノンの特許申請は、光軸方向の厚みを増やさない位置にカウンタウェイトを配置し、手に伝わる振動を打ち消すものです。

大型の撮像素子を備える一眼レフにこの機構を組み込むと、コンタックスAXのような大柄な筐体になりそうですが、シネマEOSのような業務用途では気にならないかもしれませんね。


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