CP+なので次回の更新は月曜です。

外観図

3は撮像素子、5は板金、7は圧電素子、9はカウンタウェイト
特許文献の説明・自己解釈

圧電素子と板金の動き
キヤノンの特許
ウォブリングとはコントラストAFのAF-Cで使われている駆動方式ですね。 レンズのフォーカス群を極限まで軽量化した光学設計を行い、フォーカス群を前後に高速駆動してピントを検出するものです。 ミラーレスでAF-Cをさせたると、画面が揺れるような動きになりますが、それがウォブリング駆動です。
撮像素子でウォブリングすること自体は珍しくありませんが、大きく重い撮像素子でウォブリングすると、おそらく手に振動が伝わるのでしょう。 キヤノンの特許申請は、光軸方向の厚みを増やさない位置にカウンタウェイトを配置し、手に伝わる振動を打ち消すものです。
大型の撮像素子を備える一眼レフにこの機構を組み込むと、コンタックスAXのような大柄な筐体になりそうですが、シネマEOSのような業務用途では気にならないかもしれませんね。